VIVITA BOOKS
~「探究」を通して世界を変えていくレーベル~
私たちは、誰かのあくなき探究の道のり、そしてたどり着いた場所で見えた景色を、一人でも多くの人に伝えるための「本づくり」に取り組んでいます。それは誰かの心を動かし、その行動を変え、少しずつ世界を変えていくかもしれません。
VIVITA BOOKSは、「本」が持つ力を信じ、その限りない可能性を探究し続けます。
2018~2020の活動
VIVITA BOOKS えほんプロジェクト
VIVISTOP柏の葉からはじまった協働プロジェクト。
VIVISTOPは、大人が教えて何かをつくるのではなく、子どもたちが自分でやりたいことを見つけて活動に取り組む場です。
このプロジェクトが動き出した当時、子どもたちは個人活動が多く、だれかといっしょになにかをつくる長期的な活動にも取り組んでほしいと考えていました。
そんな時、子どもの本の編集者である沖本敦子さんと出会い、作家と編集者が二人三脚で作品をつくっていく関係性のお話を伺いました。
相手の作品が好きだからこそ、がんばろうと思えることがたくさんあること。
相手がいることで、思いがけないアイディアに出会えること。
時にはぶつかり合いながらも、二人で協力して壁を乗り越えられるよろこび。
このお話を伺う中で、『作家と編集者は、自分と相手 ——— お互いのよいところを引きだし合い、高め合いながらひとつの作品をつくっていく』 ということを、私たちは知ることができました。
そこから、子ども作家と大学生編集者がふたりひと組でひとつの作品をつくる協働プロジェクト、えほんプロジェクトが誕生します。
えほんプロジェクトでは、子どもが作家役、大学生が編集者役となり、ふたりひと組で一冊の絵本をつくります。
2019年では7作品、2020年では10作品の絵本がうまれました。
えほんプロジェクトは、作品ができあがるまでの試行錯誤の様子がペアごとに異なるところも魅力のひとつです。
「VIVITA BOOKS NOTE」では、VIVITA BOOKS 2020でうまれた絵本作品と、ペアごとの試行錯誤の旅路の紹介をしています。
・VIVITA BOOKS NOTEはこちら
・VIVITA BOOKS 2019の活動はこちら
・VIVITA BOOKS 2020 えほんプロジェクトの発表会の様子はこちら
2021の活動
VIVITA BOOKS 旅するえほんプロジェクト
VIVITA BOOKS 2020の発表会を迎えた後、子ども作家たちから 「絵本をもっとたくさんの人たちに読んでほしい」 「絵本を通じて、様々な人たちと交流してみたい」 という声が挙がってきました。
これまでは、子ども作家と大学生編集者のふたりが絵本完成までの旅をしてきたえほんプロジェクト。
次のステップでは、自分たちのつくった絵本を通じて、さまざまな人と出会い、交流がしたいという子どもたちの思いが見えてきました。そんな思いから生まれた、たくさんの人たちに本を届けるための新しい取り組みが「旅するえほんプロジェクト」です。
旅するえほんプロジェクトでは、作品を世の中に発信するための道を子ども作家たちといっしょに模索しながら実現し、作品を通じた人と人とのコミュニケーションのあり方を考えていきます。
VIVITA BOOKS 旅するえほんプロジェクト〜旅するかばん〜
VIVITA BOOKS 2020でつくった10作品の絵本と、感想を書いてもらう便せん、お手紙を保存しておく箱(ポスト)が入ったものが「旅するかばん」です。
この「旅するかばん」を自分たちのかわりに旅をさせ、旅した先でまだ出会ったことのない人たちにも絵本を見てもらい、感想のお手紙をかばんの中のポストに入れてもらう。
そうして様々な場所を旅したかばんたちが、たくさんの人の思いを連れて子ども作家のもとに帰ってくる--というストーリーを通じて、読者と子ども作家たちの新たなつながりをつくることを目指しています。
VIVITA BOOKSのこれから
えほんプロジェクトや旅するえほんプロジェクトでの取り組みを通じて、私たちはさまざまな人たちと出会い、表現の探究を楽しんできました。 これからのVIVITA BOOKSは、絵本づくりの枠をとびだし、より「自分の好き」をより深く探究し、表現をしていく活動にチャレンジしていきます。
VIVITA BOOKS Lab
誰かが、自分の好奇心にもとづいて探究を重ねた過程や結果を、みんなで「本」にする活動です。どうしたら自身の世界を他者と共有し、思いを伝えることができるのか、さまざまな角度から試行錯誤します。
VIVITA BOOKS mini
「本」の在り方を探究したい子どもと大人があつまる、地域に根差した期間限定のLab活動です。 地域のさまざまな人たちと出会い、かかわりあいながら、自己表現や協働のおもしろさをみんなで分かち合います。
今後のVIVITA BOOKSの活動の情報はこちら(https://note.com/vivitabooks2019)